引っ越しは「リーズナブルに!」が鉄則です!

こんにちは!

今回の話題は家づくりには切っても切れない。でもあまりうれしくない出費である

引っ越しについてお話ししたいと思います。

引っ越し。

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私的には家づくりにおいて、これほど無駄?と言ったら怒られるかもしれませんが

出したくない出費であることは間違いないです。

勿論新しい街、職場や学校など、ステージが変わるたびに引っ越しが発生するわけ

ですが、とっても面倒ですし、新居にかかる費用プラス引越し代が、ばかにならない

負担になります。

なので、節約できる方法を駆使してなるべく「リーズナブルに!」抑えたい!

と思われているはずです。

今回はその点にスポットをあて、万円単位コストダウン可能な方法をご教授致します。


①荷物はなるべく少なくが原則 (断捨離)

当たり前のお話ですが、荷物が少なければその分料金は安くなりますね。

まったくもって当たり前の話なのですが、その荷物は本当に必要なものですか?

引越し代金は運ぶ段ボールの数が目安になります。

荷物の容量によって業者が準備するトラックの大きさも変わりますのでこれによって

基本料金が変わってきたりします。なので、なるべく積載容量を小さくすることが

重要になってきます。

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なので引っ越しで持ってゆきたい品物の数々、ここからいかに捨てるモノをセレクト

してゆくかのリストアップが安い引越しの重要な要件です。

その上で、新居に運ぶものを極力少なめにすること。

たとえばですが、ほぼ聴いていない音楽CDや、映画のDVDやブルーレイ。

この様な品々は、コレクションとして持っている方でなくても家の中にかなりの数

あったりします。

私も着れなくなった衣類を後生大事に保管し、「痩せたら着る」とか言っており

ますが、ここ10年近く着る事が無く妻に捨てられました。(^^;)
 
なので、こうした品は思い切って売ってしまいましょう!

時間的余裕があれば、ネットオークションで出品すると意外に高く売れたりします。

実は結構な方が、引っ越し屋さん等に不用品を費用を負担して処分してもらって

いますが、引っ越し屋さんの中には使えるものと使えないものを選別してオーク

ションで売却する業者さんもいるのです。

最近は「メルカリ」など、オークションのインフラもスマホ一つで解決します。

余裕があるならオークション、時間が無いようなら中古品買取店などに持ち込み

買取っていただきましょう。

そうすれば、うまくいけば引っ越し代の節約にもなりますし、引っ越し代の足し

にもなるという事で一石二鳥の方法なのです。


②家電や家具の処分方法

引っ越しの費用の中で段ボールの数以上にコストを吊り上げるのがこの冷蔵庫、

テレビなどの大型家電、タンスなどサイズの大きな家具です。

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こういった製品たちも上記の様に、不要ならまず売ってしまいましょう。

結構、盲点なのが、実際に家電などの場合大きさにもよりますが、量販店や

リサイクルショップで購入したほうが、引っ越しの運送費より安いケースも

あったりします。

新天地で買い求め、古いものは下取りに出したほうがたいていの場合おトクです。

とにかく大きなモノはコストが上げるのだと知りましょう。

ただし、ものすごく安く買った家具だったり、経年劣化の激しいものは買取して

頂けない場合も多いですね。

この場合は、時間があれば行政の大ごみで出しましょう。

コスト的にはこれが一番安いです。

若干、裏技的なお話ですが、家具などを丸鋸などで分割し、通常処分できる大きさ

(目安:40センチ未満)にして一般ごみで出したりするのもコストダウンになります。

家具や家電品などは、容量が大きいので場所をとるため、民間業者などに頼むと

すぐに10万円以上請求されて今います。

なので、この方法は一番最後、やることをやってもう自分では捨てられない!と

なったら業者さんに頼みましょう!

③日取りを選ぶ

方法としてはこれ場最も簡単な方法かもしれません。

引越しのオンシーズンは、入学や就職をひかえた2月後半から4月前半。

あるいは年始の転勤にそなえた12月頃になります。

この時期の引っ越し費用はどうしても高くなるのが業界の常識です。

反対にオフシーズンは夏季。

ちょうど学生も新社会人も新生活をワンクール終えて一段落しているときです。

世間的にも人の移動が緩慢で落ち着きます。

したがって5~7月は、引越し需要の少ない時期となっているのです。

ですが、建物が建ちあがる日程によっては、オフシーズンに引っ越しの日程が

あたってこないこともありますよね。

そういう場合、オンシーズンであっても金額を下げたいのなら今度は六曜でいう

吉日を外してゆきましょう。

六曜とは暦注の一つで、先勝(せんしょう)・友引(ともびき)・先負(せんぷ

/せんぶ)・仏滅(ぶつめつ)・大安(たいあん)・赤口(しゃっこう)の6種の

事を言います

弊社でも「上棟式は対案がいいですよね」、「お引渡しは対案にしますね」など

日を気にしながらお話を差し上げますが、当然ながらお引渡しが大安だからと

言って弊社の建築家価格が上がるわけではありません(^^)

なので引っ越しのコストを下げたいのであれば、あえてこうしましょう。


・仏滅に引っ越す
結婚式と同じ考え方ですね。

引っ越しという新たなスタートを切る日を、縁起を重んじる日本人なら仏滅を

選びたがるのは少数派です。

だからこそ引っ越し費用のコストダウンができるのです。


・土日祝日は避け平日に引っ越す
皆さんお仕事や学校があるので、基本的に引っ越しは土日祝日に集中します。

土日祝日の午前中。休みの日の朝からスタートして夕方には終わらせる。そんな

スケジュールで引っ越しをスケジュールを組む方が多数派ですね。

サラリーマンでもサービス業など特殊な業種でない限り、通常は土日祝が休日です。

なので、土日祝日が引っ越し業者が多忙であるのは言うまでもないこと。

仕事があるのに、わざわざ料金を割り引いてまで仕事を請け負う必要性はありません。

月末と月初もまた同様に、引っ越し含む運輸業者は多忙。

こちらも避けたほうがよろしいです。

したがって、引っ越しの費用を日取りよって抑えるなら、月の中間のズバリ平日昼間。

引越し業者が一番ヒマになりそうな日程をということです。

さらに裏技的な話をするのであれば、時間帯の選択については"時間帯を選ばないこと"

業者にとって最もありがたいのが、業者の予定に合わせてもらえる事なのです。

時刻を指定しないことにより、運行管理スケジュールを組みやすいし、他の客の引っ越し

を行う予定と予定のスキマへ、埋め込める。

売上の確保と停滞のないスケジュール消化。

業者にはそんなメリットが生まれますから、ユーザーは割引交渉がしやすくなるのです。

④輸送方法の工夫して引っ越す

この方法はどちらかと言えば、引っ越し上級者が利用する方法かもしれません。

一般のお客様は、「こんな方法もあるのね!」くらいでお読みください。

・チャーター便で引っ越す
チャーター便とは、トラックとドライバーだけを依頼するシステムになります。

したがって、つまり梱包や荷物の積み下ろしといった作業自体をお客様が直接行うやり方です。

なので、荷物が多く積み下ろしの作業をできる人員(家族やお友達など)が少ないと結構

しんどいことになります。(^^;)

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お友達が多い方、体力に自信のある方向きのお引っ越し方法になりますね。

デメリットとしては積み下ろし時に家や家財を破損させてしまっても保証がないという事です。

料金が安いのはメリットですが、このような負の要素も大いにあるという事を理解の上、チャ

ーター便を利用しなければなりません。

・赤帽を利用した引っ越し
赤帽とは個人事業主である赤帽組合員による全国規模の組合組織で、主には軽貨物の運搬を

行っています。

シングルの方や単身者の引っ越しに利用される頻度が高いのが赤帽で、派遣されるのは軽トラック

1台とドライバー兼作業員が1人。これが基本的なプランとなります。

料金的に非常に安く、私の先輩が何度か利用しておりました。

トラックに同乗して引越し先まで向かい、積み下ろしも行いますが、赤帽の運転手さんも一緒に

手伝っていただけるのでチャーター便に比べると楽そうです。

赤帽の場合は、引っ越し作業自体を依頼者が手伝いコストダウンをはかるパターンが普通。

安くすむのはメリットですが、積み下ろしと保証の部分では一部チャーター便と同じデメリットが

あります。

そのかわり、安いのは安いですね。私の友人は川崎市内から横浜市内への引っ越しでしたが、

必要な物だけを積んで2万円だったそうです。小型、中型、大型で料金設定があるようでした。

小型だと料金にして年末の繁忙期でもに2万円弱でやって頂けたそうです。

ただし、赤帽利用の場合、ドライバーさん気質によって差が大きいようです。

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個人事業主なだけに、業者個人の気質というか裁量でサービス内容が左右されるようですね。

ドライバーさんによっては率先して積み下ろしをやって頂いたり、部屋まで運んで頂いたり

していただける方もいれば、荷運びはお客様任せ、荷も玄関前までしか運ばなかったり...

個人事業主なのでサービスにバラツキがあり、相手の人間性やサービス精神に影響される部分

が大きいという事になります。

・長距離の場合、荷物混載便を活用して引っ越す
荷物混載便とは、複数の積荷をまとめて運送する方法。

長距離運輸のトラック基地である配送センターから、他の貨物と同じトラックやコンテナに

積み込み運んでもらうシステムです。

この場合は荷物でなく人が対象ですが、貨物船に船客として便乗し、旅先へ向かうのと似た

方法となります。

たとえば東北から東京へ引越すケースにおいて、貨物を運ぶトラックがあるとします。

コンテナの容量にまだ余裕があるので、東北から東京へ引っ越す個人お客様の荷物をも一緒に

乗せて運ぶ。「ついでに運べば、1台で二度三度オイシイ」という事になります。

運輸業者としては積載効率を上げ、コンテナの容量いっぱいに積むことで限られた便数でも

最大限の売上を確保することが可能になり、ユーザー側は引越し代金の節約になる。

業者、ユーザーともにメリットを受けるシステムです。

しかしこの混載便、注意点およびデメリットもあります。

まず、荷物が多すぎると使えないこともあります。混載便は、あくまで他の貨物との積み合わ

せなので、荷物が多ければ1台の積載スペースを占有しかねず、積み合わせ不可となるケースが

出てくるのです。

又、運送スケジュールが曖昧であるという事です。混載便は同じトラックに積むほかの荷物が

そろってから出発するため、スケジュール面での融通がききません。

以上2点をふまえて、引越し上級者版と言っています。本来、混載便は、単身者など荷物の少な

いユーザーや、日程的に余裕のあるユーザーにこそメリットがあり一般的には使い勝手の良い

システムとは言えません。
 
大型家具や大型家電、などの荷を長距離運ばなくてはいけないなどの場合のみ使用するなど

コストダウンにはなるけれど、非常に限定的な引っ越しのシステムといえます。

一応この混載便を実施している引っ越し業者は以下の通りです。
• ムービングエス
• コフジ物流株式会社
• スタームービング

いかがでしょうか?

一言で引っ越しと言ってもいろいろなサービスやシステムがありますね。

お客様のスタイルに合わせてお選びいただければよいと思います。

ただ、忘れていただきたくないのが、事前準備をしっかりするという事ですね。

前述のとおり、期間に余裕をもって準備をすれば、オークションなどを利用して不要な物を

換価することもできます。

特に家を新築する際には何カ月も時間がありますので、その間にじっくり準備されるのが、

引っ越しを「リーズナブルに」行う鉄則となります!

必ず必要ではありますが、なるべくお金をかけたくないのが引っ越しです。


安く安全で有利な引っ越しを実現するため、ぜひこの情報を役立ててくださいね!