おうち時間を楽しくする設計アイデア(4)ペットと暮らす家

皆さんこんにちは!アイズホームの広報担当・清水なおみです。

おうちで過ごす時間が長くなった昨今、家のつくり方もおうち時間を楽しく、心地よくするような設計が流行しています。
シリーズでお届けする「おうち時間を楽しくする設計アイデア」、第4回目は「ペットと暮らす家」です!

●自然素材はNG?

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一般的に、無垢材などの自然素材は経年変化を楽しむものとされます。つまり、傷や汚れがつきやすく、定期的なお手入れが必要ということです。
ところがペットと一緒に暮らすとなると、傷や汚れが通常以上につきやすくなり、お手入れの頻度も上がります。
それが苦でなければ、ペットがいても自然素材はOKだと思います。
もしハードルが高いなぁということであれば、においや汚れ、傷がつきにくい素材がおすすめ。耐水性・耐酸性・耐キズ性に優れた床材やクロスがあり、色や柄も選べます。
一点注意したいのが、一般的に合板床は硬く、床が硬いとワンちゃん・ネコちゃんの爪が引っかからずすべりやすくなること。転んで骨折してしまうこともありますので、注意が必要です。合板床でもわざと凹凸をつけたり、クッション性をもたせたりしたペット用がありますのでそちらがおすすめです。
また、無垢床は柔らかくすべりにくいので、ペットの体にも優しいです。
きちんとしつけがされているワンちゃん・ネコちゃんであれば、ペット用素材はペットルームにだけ使用し、リビングは自然素材でもいいかもしれませんね。

●シロアリ対策の防蟻剤に注意!

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家の天敵、シロアリ。対策のため、床下や躯体には防蟻剤を使用しています。大きく分けて農薬系薬剤とホウ酸性薬剤の2種類がありますが、アイズホームではホウ酸性を採用しています。
農薬系の薬剤も「人体に影響がない」ということで採用されていますが、日本では許可されていてもヨーロッパでは禁止されている...というものも中にはあります。
防蟻剤は床下に散布するもので、床材が蓋をしてはいますが、揮発性なので徐々に上に上がってきます。最近の家は換気に優れていますが、通常換気口はお部屋の上のほう(180cmくらいのところ)にあるので、床の近くの空気は比較的溜まりやすいのです。
そのため影響を受けやすいのが、床から近い場所にいるペットや子どもです。育ち盛りの子どもがそういった薬剤を吸い続けると発達障害となる確率が高い、といった研究論文も発表されていますので、当社では使用していません。
ぜひ、ハウスメーカー選びの指標のひとつとしていただきたいと思います。

ペットも大切な家族の一員。健康を守る家づくりが理想ですね。
次回の「おうち時間を楽しくする設計アイデア」もお楽しみに。

バックナンバーはこちらから
第1回目「ヌック」https://www.ishome.yokohama/diaryblog/2022/02/1-3.html
第2回目「ウッドデッキ」https://www.ishome.yokohama/diaryblog/2022/03/2-2.html
第3回目「階段下活用術」https://www.ishome.yokohama/diaryblog/2022/04/3-3.html